果実が熟した最高の状態のような頃合いで、充実した果実味とまさに熟れた果実の甘味といった丸みのある甘味が魅力的。樽も効いていて抜栓時からヘーゼルナッツのノートが感じられるが、樽由来の甘味を押しやるほど果実味由来の甘味が強い。ミネラルも豊富で香りから余韻まで終始感じられ、もう少し熟成の変化もありそうだが、今でも十分ピークの域といえる状態。余韻は菩提樹の花のようなフラワリーなノートも出てきて複雑味もあり、ブルゴーニュ・ブランとは思えないクオリティ。香りは、トップノートに控えめなヘーゼルナッツを感じ、熟したカリンやパイナップルの果実香、チョーキーなミネラル、白胡椒のスパイシーさ、そしてアカシアの花など、バランスよく程々に複雑なアロマ。口に含むと、アタックから果実味由来の甘味が一番に感じられ、果実味のほうが遅れて感じられるように思うほど印象的。酸味は穏やかになっていて飲みやすく、思ったほど粘性はなく、コクはしっかりとあるがくどさもない。余韻は長く、チョーク、ヘーゼルナッツ、菩提樹の花などで、花の香りが一番強い。

ブルゴーニュ ブラン レ・ラヴリー
Bourgogne Blanc Les Ravry
ピエール・ダモワはジュヴレ・シャンベルタンを拠点に、その所有する畑の80%が特級畑という著名なワイナリーで、特級畑シャンベルタン・クロ・ド・ベーズについてはその3分の1を所有する最大所有者でもあります。歴史は1930年代にさかのぼり、シュリアン・ダモワ氏がジュヴレ・シャンベルタンに土地を購入したことに始まり、1992年にピエール・ダモワ氏が4代目当主となりました。彼のモットーはテロワールの純粋さを引き出すことで、リュット・レゾネの栽培方法と厳格な選果で知られています。「ブルゴーニュ・ブラン レ・ラヴリー」は、フィサン村の「レ・ラヴリー」区画の契約農家のブドウを使用し、新樽15%で熟成。熟した果実のアロマとバニラ、トーストのニュアンスが広がり、柔らかな口当たりとミネラル感のバランスが魅力です。
7,480 円~
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シャルドネ:100%
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柑橘系果実

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味わい
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甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2015年
評価日:2022年10月24日