
クロ・ド・ラ・ロッシュ グラン・クリュ キュヴェ・ヴィエイユ・ヴィーニュ
Clos de la Roche Grand Cru Cuvée Vieilles Vignes
ドメーヌ・ポンソは、モレ・サン・ドニを本拠地とするブルゴーニュの老舗名門ドメーヌです。デュジャックと並び称され、100年以上も前から続く歴史を誇ります。2017年にジャン・マリー・ポンソの息子ローラン・ポンソがドメーヌを去り、現在は妹のローズ・マリーが5代目当主を務めています。醸造責任者はアレクサンドル・アベルが担い、ローラン・ポンソの哲学を受け継ぎ、ワインのスタイルは変わっていません。ドメーヌ・ポンソは、クロ・ド・ラ・ロッシュ、クロ・サン・ドニ、シャルム・シャンベルタン、クロ・ド・ヴージョといったグラン・クリュをはじめ、近年ではコルトンやシャンベルタン・クロ・ド・ベーズなど、ブルゴーニュを代表する数々の銘醸畑を所有しています。ドメーヌ・ポンソのクロ・ド・ラ・ロッシュ グラン・クリュ キュヴェ・ヴィエイユ・ヴィーニュは、モレ・サン・ドニ村のグラン・クリュ(特級畑)、クロ・ド・ラ・ロッシュの中でも、古樹のブドウから造られる特別なキュヴェです。ドメーヌ・ポンソはクロ・ド・ラ・ロッシュ最大の所有者であり、最良区画とされるリュー・ディの多くを所有しています。畑は石灰岩の露出が目立つ場所に位置し、泥灰土壌に石灰が堆積した西側と、ウミユリ石灰層に位置する東側に分かれています。平均樹齢は約65年の古樹から収穫されたピノ・ノワール100%を使用しています。収穫はコート・ド・ニュイでも最も遅く、すべて手摘みで行い、選果も畑で厳格に行います。醸造においては、人の介入を最小限にする自然派農法を実践し、1977年から化学薬品を使用していません。収量は1ヘクタールあたり15ヘクトリットルと、ロマネ・コンティを下回る超低収量です。醸造は、除梗後、使い古した木桶で発酵、その後古樽(5〜20年もの)で18ヶ月熟成されます。バトナージュは1、2度しか行わず、ブドウ本来のピュアな味わいを重視しています。亜硫酸の使用も極力抑え、瓶詰め時にも添加しません。こうして生まれるワインは、グラン・クリュでありながら色調は濃すぎず、力強さと共に繊細さ、エレガンス、フィネスを兼ね備えています。長期熟成のポテンシャルも高く、熟成ピークを迎えると多面的で複雑な味わいを発揮します。
69,300 円~
タイプ
品種
ピノ・ノワール:100%
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