
モレ・サン・ドニ プルミエ・クリュ キュヴェ・デ・ザルーエット
Morey-Saint-Denis 1er Cru Cuvée des Alouettes
ドメーヌ・ポンソは、ブルゴーニュ地方コート・ド・ニュイ地区のモレ・サン・ドニ村に位置する歴史あるドメーヌです。1872年にウィリアム・ポンソ氏によって設立され、現在は5代目当主のローズ・マリー・ポンソ氏が率いています。醸造責任者はアレクサンドル・アベル氏です。所有する11haの畑のうち、92%がグラン・クリュとプルミエ・クリュという、卓越したテロワールを誇ります。ドメーヌの先駆けとして、早くからドメーヌ元詰めを行い、メタヤージュ(収穫後にワインで土地代を支払う)方式も導入しました。また、ピノ・ノワールのクローン選抜にも取り組み、現在のブルゴーニュで栽培されるピノ・ノワールの80%はポンソに起源を持つと言われています。モレ・サン・ドニ プルミエ・クリュ キュヴェ・デ・ザルーエットは、プルミエ・クリュ、モン・リュイザンの区画で栽培されるピノ・ノワール100%から造られる赤ワインです。モン・リュイザンは標高300mを超える高地に位置しています。このワインは、若樹のピノ・ノワールを使用していますが、モン・リュイザンのテロワールを反映した品質の高さが特徴です。ドメーヌ・ポンソは、ビオロジックともビオディナミとも異なる独自の自然栽培を実践し、人の介入を最小限にすることを重視しています。コルドン・ロワイヤ方式の剪定で樹勢を抑え、低収量を実現しています。腐敗果の影響を避けるため、選果は必ず畑で行い、手摘みで収穫されたブドウは、昔ながらの籠に入れ、その後17kg入りの箱に移して醸造所へ運ばれます。醸造所は4層構造のグラヴィティ・フロー方式を採用し、ポンプは一切使用していません。醸造においても、ヴィンテージごとのブドウの状態に合わせて柔軟に対応し、梗の有無やピジャージュの頻度など、決まった方法は存在しません。しかし、使い古した木桶での発酵、5~20年ものの古樽での18ヶ月熟成、そして酸化防止剤の使用を極力抑えることは一貫しています。亜硫酸は、破砕前に少量添加するのみで、その後は窒素ガスや炭酸ガスでワインを保護し、瓶詰め時にも添加しません。その結果、事実上の無添加ワインが生まれます。繊細さ、エレガンス、フィネスを追求したワイン造りは、ブドウ本来のエキスと旨みが強く、透明感のあるピュアな味わいを生み出します。
22,770 円~
タイプ
品種
ピノ・ノワール:100%
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