味わいには旨味成分が感じられ、グレートヴィンテージを長期熟成させておきたいと思わせるクオリティの高いワイン。樽がそこそこ効いていて少し重々しい雰囲気もあって複雑味と個性を感じられて良い。ただ、14年も悪い年ではないが、樽に対してブドウのポテンシャルがあと一歩欲しい感はある。香りは、トップノートからアーモンドや乾いた土のニュアンスが感じられ、個性的な始まりに胸が高鳴る。続いてラズベリーの力強い香りが来て、ミドルにスミレ、ラストにローズマリーと変化のあるアロマ。口に含むと、中庸な果実味にしっかりとした酸味、樽由来で少しの甘味が感じられる。このバランスだともう少し果実味が欲しいか酸味を抑えたいところ。味わいには旨味成分がわずかに感じられ、中盤から余韻にかけては、アーモンドのような香ばしさもあり、味わいにも複雑味があって非常に良い。

ヴォルネイ プルミエ・クリュ クロ・ドーディニャック
Volnay 1er Cru Clos d'Audignac
ドメーヌ・ド・ラ・プス・ドールは、かつてロマネ・コンティを所有していたデュヴォー・ブロシェ家ゆかりの由緒あるドメーヌです。1964年に名醸造家ジェラール・ポテル氏が就任し、その名を不動のものとしました。現在はパトリック・ランダンジェ氏の息子、ブノワ・ランダンジェ氏が当主を務め、ビオディナミ農法やアンフォラ導入など、さらなる進化を遂げています。ドメーヌの所有畑はグラン・クリュとプルミエ・クリュが中心で、その中でも「クロ・ドーディニャック」はヴォルネイ村南端、ドメーヌの目の前に位置する単独所有のプルミエ・クリュ畑です。日当たりの良い0.8ヘクタールの区画には、樹齢50年以上のブドウ樹が植えられており、石灰岩を含む土壌が特徴です。この畑から生まれるワインは、繊細さと優雅さが際立つのが特徴です。バニラのような複雑な香りと、コクがあり厚みのある味わいが楽しめます。ドメーヌのワイン造りの哲学である「正確さ」を追求し、ピュアで洗練されたスタイルに仕上がっています。
11,492 円~
生産地
タイプ
品種
ピノ・ノワール:100%
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アロマチャート
アロマの詳細

赤系果実

花

フレッシュハーブ

土・森の下草

ナッツ
味わい
ボディ
果実味
甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2014年
評価日:2022年03月26日