香りは開き華やかで力強い。10年以上の熟成を経てもまだまだフレッシュで、タンニンも軽いが収斂感が残っていて、まだ飲み頃にも入っていない強靭なワイン。香りは、トップノートからブラックチェリーやストロベリーのジューシーな果実香が強く、スミレの花やチョコレート、マロングラッセのような甘やかな香りも控えめながらしっかりと感じられてバランスが良い。また接着剤やレザーのニュアンスもあり複雑さもそこそこ。口に含むと、果実味も充実しているが、酸味の強さが際立ち、非常にパンチのあるアタック。ほのかながら甘味もあり、酸味は強いがバランスは取れ、決して酸っぱいといった印象はない。タンニンは軽く、終盤までは存在感を感じないが、余韻にかけて収斂感をはっきりと感じられてしまい、やや気がかり。アタックのインパクトと収斂感のせいか、余韻の風味は感じづらく、尻すぼみな印象。ポテンシャルは感じられるので、飲み頃を待ちたいワイン。

キャンティ・クラッシコ リゼルヴァ
Chianti Classico Riserva
ヴィラ・アンティノリの「キャンティ・クラシコ リゼルヴァ」は、1385年からの歴史を有し、トスカーナワインを牽引してきたアンティノリによる「熟成可能なキャンティ」をコンセプトとしたキャンティ・クラシコです。1928年のファーストリリースから2000年までの歴史があり、2001年からは「ヴィラ・アンティノリ・ロッソ」という名にリニューアルされましたが、新セラー開設の際に、今一度初心に帰り、自分たちのコンセプトを示すべく、2011年ヴィンテージから新たにラインナップに加わりました。サンジョヴェーゼと国際品種のブレンドで、重厚でリッチな味わいが特徴です。ブドウは慎重に収穫され、発酵後はブドウ品種ごとに樽で2年間熟成。60%は大樽、残りはフレンチオークとハンガリアンオークの小樽で、ハンガリアンオークは僅かに新樽も併用します。
4,400 円~
生産地
タイプ
アルコール
14.0%
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アロマチャート
アロマの詳細

柑橘系果実

赤系果実

黒系果実

花

植物・野菜

フレッシュハーブ

土・森の下草

動物系

焦げ臭

スパイス

薬品・化学物質
味わい
ボディ
果実味
甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2013年
評価日:2024年01月18日
現時点ではタニックでガチガチに閉じている。香りはトップノートこそカシスやブルーベリーの香りで始まるが、最終的には土の香りに支配される。長めの熟成期間が必要そう。

¥.$.
ヴィンテージ:2015年
評価日:2020年05月09日