
カステッロ・ディ・アマ ヴィニェート・ラ・カズッチャ
Castello di Ama Vigneto La Casuccia
カステッロ・ディ・アマは、キャンティ・クラシコ地区に位置する名門ワイナリーです。1972年に4人の共同経営者によって設立され、現在は2代目オーナーであり醸造家のマルコ・パランティ氏と、その妻ロレンツァ氏によって運営されています。マルコ氏は2003年にガンベロ・ロッソ誌のワイン・オブ・ザ・イヤーを受賞し、キャンティ・クラシコ協会の会長も務めた経歴を持つ実力者です。カステッロ・ディ・アマ ヴィニェート・ラ・カズッチャは、ワイナリーを代表する単一畑キュヴェです。キャンティ・クラシコ地区の中でも標高480~526mに位置する「カズッチャ」の畑で栽培されたサンジョヴェーゼとメルロをブレンドして造られます。この畑はワイナリーから2~3km離れた場所にあり、小石が少ない粘土質土壌が特徴です。ファーストヴィンテージは1985年で、キャンティ・クラシコ地区において初めてサンジョヴェーゼとメルロをブレンドしたワインとして注目を集めました。この革新的な取り組みは、サンジョヴェーゼの凝縮感と繊細さにメルロの柔らかさが加わり、より深くエレガントなスタイルを生み出すことに成功しました。カステッロ・ディ・アマは、キャンティ・クラシコという既存の枠にとらわれず、あくまで「カステッロ・ディ・アマ」独自のワイン造りを追求しています。ラ・カズッチャは、各ヴィンテージ5,000~7,000本と極少量しか生産されない稀少なワインです。畑の標高や土壌の影響を受けて、ベラヴィスタよりも花のようなアロマが特徴的です。醸造においては、手摘みで収穫されたブドウを厳選し、上質なオーク樽(新樽比率40%)で14ヶ月熟成されます。結果として、重厚でありながらシルキーな口当たりと驚くほど柔らかいタンニン、そして並外れた熟成ポテンシャルを備えたワインに仕上がります。
23,681 円~
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