香りは複雑で今後を期待させるものがあるが、現時点ではやや樽の印象が強く、果実味は閉じ気味に感じる。一方で、味わいは出汁のようなニュアンスがあり、熟成を感じさせる部分もあるので、どのタイミングで開けるのが最適なのか悩ましい。香りは、オークやベイリーフのズッシリとしたトップノートに、ラズベリーやストロベリーの赤いベリーにバラやタイムなどが続く。また、接着剤のニュアンスがあり、一日目は程よいアクセントだったが、二日目になるとやや突出してきてツンとするほど刺激的になってしまった。12年が素晴らしい出来だったので、15年も開けば化けると信じたい。
ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ オー・トレイ
Nuits-Saint-Georges 1er Cru Aux Thorey
ショーヴネ・ショパンは、1975年に設立された、ニュイ・サン・ジョルジュに本拠地を置くワイナリーです。ユベール・ショーヴネが創業し、エヴリーヌ・ショパンとの結婚後、ドメーヌ名をショーヴネ・ショパンと改めました。14.5haの畑を擁し、特にニュイ・サン・ジョルジュにはミュルジェ、オー・ザルジヤ、オー・トレイ、そしてシェニョの4つの1級畑があります。畑は生態系を守りながら育てられ、手摘みされたブドウは完全除梗のスタイルで醸造されます。熟成期間は12〜18か月で、新樽比率は20〜40％と低め。「ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ オー・トレイ」は、オー・ザルジアに隣接する南東向き斜面にあり、陽当りが良く、小石が多くて水はけにも優れた畑です。このワインは、肉付きが良く、甘み感じさせるような豊かな果実味が特徴で、1級以上のブルゴーニュにありがちな気難しさがなく、早飲みから熟成までできる親しみやすいワインです。
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ピノ・ノワール：100%
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フル
果実味
弱い
強い
甘味
ドライ
甘い
酸味
弱い
強い
渋味
弱い
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余韻の
長さ
短い
長い
余韻のテイスト
ユーザーコメント
¥.$.
ヴィンテージ：2015年
評価日：2021年03月23日
極上の香り、の一言に尽きる。香りを嗅いだ瞬間、その素晴らしさに衝撃が走り、思わず声が漏れるほど。香水やポプリのような少しドライ感のある花束に、ローズマリーなどのハーブ、アニスのような甘いスパイスの香り。味わいは、香りのインパクトには敵わないが、瑞々しく透明感があり、タンニンなど存在しないかのよう。余韻はチョーキーなミネラル。
¥.$.
ヴィンテージ：2012年
評価日：2020年11月14日
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