12年もそうだったが、熟したストロベリーという印象の強いワインで、他の畑のワインは複雑さが魅力的だが、こちらだけはシンプルな作りに感じる。13年は12年よりも一層シンプルに感じ、熟したストロベリーにバニラクリームを添えたようなトップノートが特徴的で、他の要素としてはローズマリーや後半になるとラズベリーの酸味が強まってくる程度。味わいも最初のうちは熟して甘味の強いストロベリーといったところだが、後半はラズベリー感が強まる。甘味は果実味由来で少しだけ感じられ、酸味は穏やかだが、やはり後半のほうが強い印象。タンニンは軽く滑らかでほぼ溶け込んでいるといっていい。余韻は儚くほのかなスモーキー感がある。

ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ レ・シェニョ
Nuits-Saint-Georges 1er Cru Les Chaignots
ショーヴネ・ショパンはニュイ・サン・ジョルジュに拠点を置くドメーヌで、自然体のスタイルが人気を博すニュイの隠れた逸材です。1975年に設立され、14.5haの畑を14のアペラシオンに展開しています。「ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ レ・シェニョ」は、ヴォーヌ寄りの丘に位置する1級畑で、南東向きの斜面に広がります。収穫は手摘みで行われ、低温マセレーション後にアルコール発酵。熟成には12〜18ヶ月かかり、新樽率は20〜40%。ワインは柔らかなタンニンと豊かな果実味、ミネラル感が特徴で、時間が経つと甘やかなタンニンと樽由来のブーケが広がります。ニュイ・サン・ジョルジュとしてはエレガントなワインです。
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ピノ・ノワール:100%
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赤系果実

花

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渋味
余韻の
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ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2013年
評価日:2022年09月28日
熟したストロベリーを液体化したかのように、香り、味わい、余韻すべてにストロベリー感が強く、面白い体験。抜栓直後こそ、カモミールや紅茶、ほのかにナツメグのニュアンスがあったが、開いてくるとストロベリー、スミレ、ローリエの香りが支配的になり、イチゴが実っている風景が浮かぶ。味わいは、ブルピノの中では甘味がしっかり感じられるほうだと思う。甘いといっても樽によるものでなく、まさにイチゴの甘さ。

¥.$.
ヴィンテージ:2012年
評価日:2020年12月07日
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