ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ クロ・デ・ザルジエール
Nuits-Saint-Georges 1er Cru Clos des Argillières
パトリス・リオンは、1990年にミッシェルとパトリス夫妻によって設立されたドメーヌです。パトリスは以前、家族経営のドメーヌ・ダニエル・リオンを率いており、1980年代初頭には同ドメーヌの国際市場におけるプレゼンスを大きく高めました。スクリューキャップの導入や葉面積を増やす栽培方法など、醸造と栽培における研究と革新により、革新者としての名声を得ています。2000年には自らの醸造所を建設し、ネゴシアン事業SARLパトリス・リオンを設立しました。ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ クロ・デ・ザルジエールは、ドメーヌが所有する1.8ヘクタールの区画で、ドメーヌ最大の区画です。斜面上部に位置し、下部はピンク色のプルモー石灰岩、上部は白いウーライトを基盤とする痩せた茶色の土壌です。平均樹齢は約50年です。収量は1ヘクタールあたり25〜35ヘクトリットルで、年間平均生産量は7500本です。ブドウは手摘みで収穫され、厳格な選果が行われます。除草剤は使用せず、冬には土壌侵食を防ぎ、土壌生物を活性化させるための草を生やしています。醸造は開放型のステンレスタンクで約3週間発酵させ、その後、約50％新樽のオーク樽で18ヶ月熟成されます。熟成は還元状態で行われ、酸化からワインを守り、果実味とフレッシュさを保ちます。澱引きは行わず、細かい澱の上で熟成されます。瓶詰め前に、キュヴェを完全に均質化するために、1〜2ヶ月間ステンレスタンクで熟成されます。外観は濃い紫色で、香りはブラックベリー、ブラックカラント、ブルーベリーなどの果実香に加え、ジュニパーやサンザシなどの野性的な香りが感じられます。若いうちは控えめながらも、そのクラスの高さが常に明白です。味わいは凝縮感と深みがありながら、優雅さを備えています。タンニンは繊細でありながら、確かな力強さも持ち合わせています。心地よいミネラル感がフィニッシュを支えています。子羊の鞍肉、リブロースステーキ、鴨の胸肉などの料理と相性が良く、16〜17℃で提供するのが最適です。熟成に適した期間は7〜15年です。
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ピノ・ノワール：100%
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