凝縮感があり濃厚でヴィエイユ・ヴィーニュらしさが感じられる良質なワイン。ヴィンテージの割に少し熟成感が出てきていて、ピークは近そう。香りは、トップノートに蜂蜜のニュアンスがあり、熟成のヒントが感じられる。リンゴの果皮から、蜜、果ては花まで感じられるほど、リンゴを凝縮したような香りと味わいが特徴的。香りは他にもチョークや菩提樹の花も感じられ、果実、花、ミネラル、そして熟成香とバランスが良く、熟成としてのピークは迎えてないものの、現時点が個人的に一番好みのタイミングかもしれない。口に含むと、香りの印象どおり、リンゴの濃厚な果実味としっかりと酸味があり、蜂蜜の上品な甘味もアタックから余韻まで終始感じられる。粘性もあり、余韻はロースト感がわずかに出て、火打ち石のようなスモーキーなニュアンスに変わる。また、カスタードクリームのニュアンスも加わり、余韻は非常に長い。熟成感によって全体的に甘い雰囲気が漂うが、上品な甘味といった感じで甘すぎることはない。ただ、これ以上熟成が進むと甘すぎると感じるかも。

サントネイ ヴィエイユ・ヴィーニュ
Santenay Vieilles Vignes
ドメーヌ・ギィ・アミイ・エ・フィスは、シャサーニュ・モンラッシェを本拠地とする4代続く歴史あるワイナリーです。かつてはドメーヌ・アミオ・ボンフィスという名称で知られていました。現在は3代目ギィ・アミイ氏に代わり、息子のティエリー氏とファブリス氏が運営を担っています。特級モンラッシェをはじめ、シャサーニュ・モンラッシェやピュリニー・モンラッシェに複数の1級畑を所有する、実力派のドメーヌです。サントネイ ヴィエイユ・ヴィーニュは、サントネイ村の中央、斜面中腹に位置する最高の区画であるス・ラ・ロッシュ、コム・ドゥシュウのブドウから造られます。この区画は温かく比較的豊かな土壌で、かつては赤ワイン用品種の栽培に適しているとされていましたが、現在では白ワイン用品種が主流となっています。シャルドネを100%使用し、シングルギュイヨ仕立てで栽培された平均樹齢40年のブドウから造られます。リュット・レゾネ農法を採用し、手摘みで収穫されたブドウは、9000~10000本/haという高密度で植えられています。年間生産量は約2000本、収量は40~45hl/haに抑えられています。醸造においては、自生酵母を用いてフレンチオークの小樽で15~30日間、18~22度の温度で発酵を行います。その後、新樽比率30%で12ヶ月間樽熟成を行い、さらに6~8ヶ月間タンク熟成させます。マロラクティック発酵は自発的に行われ、瓶詰め前に濾過が行われます。粘土石灰質土壌由来のミネラル感と果実味が調和したスタイルで、酸味やミネラル感は穏やかなため、比較的早く飲み頃を迎えます。
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シャルドネ:100%
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ミネラル

蜜
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ヴィンテージ:2018年
評価日:2024年11月14日
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