香りは樽香をしっかりと感じ、香ばしさやスモーキーさが感じられて、味わいもコクの強いモダンなムルソーかと思ったが、口に含むと非常にスッキリとしていて、甘いミネラルを存分に楽しめるワインとなっている。香りの時点でも火打ち石を溶かしたようなややオイリーでスモーキーなミネラルがしっかりと感じられたが、味わいになるとさらにミネラル感が増し、溶けたミネラルに柑橘系のフレーバーを加えたような味わいになり、ミネラル好きにはたまらないバランス。香りは、抜栓しただけヘーゼルナッツの香ばしいノートが漂い、スモーキーさもあって強めのトースト感を感じるとともに、白胡椒のスパイシーさ、レモンやグレープフルーツの酸味のある柑橘系果実の香りも強く、香りの時点では非常にパワフルなワインに感じられる。口に含むと、打って変わって非常に優しく柔らかい味わいで、ロースト感もあまり感じず、粘性のあるミネラリーな味わいがとにかく印象的。余韻も永遠に続くかのようなミネラルと少しばかりヘーゼルナッツの香ばしさも感じられる。

ムルソー アン・ラ・バール
Meursault En La Barre
アントワーヌ・ジョバールの「ムルソー アン・ラ・バール」は、ムルソー村の北東に位置する畑で、コント・ラフォンのクロ・ド・ラ・バールに隣接する村名畑です。緩やかな傾斜がある土地で、土壌には石灰の小石が転がります。認証は得ていないものの、ブドウ栽培はビオロジック農法を採用し、化学肥料や農薬は一切不使用。平均樹齢35年のシャルドネは手摘みで収穫され、オーク樽にて自生酵母を用いて発酵。マロラクティック発酵後、新樽比率15~20%でおよそ20ヶ月熟成させます。ラ・バールの土地に育まれたこのワインは、豊かな果実味と蜂蜜のような粘着性がありながら、石灰の小石がもたらすシャープなミネラルも感じられます。ムルソーらしい人当たりの良さとしっかりとした芯を併せ持ち、熟成を重ねると柔らかな味わいへ変化します。
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シャルドネ:100%
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柑橘系果実

寒冷地の果実

蜜

ナッツ

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甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
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ヴィンテージ:2015年
評価日:2023年01月21日
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