ほのかに樽を感じる良い塩梅の効き具合で、早飲みしても美味しいワインでありつつ、熟成ポテンシャルも感じさせてくれるワイン。香り、味わい、余韻すべてにほのかにバニラの甘味があり、そのほのかさが絶妙に好みを射てくれていて、全体のクオリティの高さを差し置いてもシンプルに楽しめた。香りは、ラズベリー、スミレ、紅茶の葉、白胡椒、チョーク、バニラなどで、どの要素もしっかりと主張があって良い。味わいも香りと通ずるものがあり、果実味も酸味もまだまだフレッシュで強く、樽由来の甘味もあってかなりしっかりとした味わい。また、ピノにしてはタンニン量も多く、ミディアムボディの飲みごたえのあるピノ。後半はチョーキーなミネラルがしっかりと感じられ、バニラの風味のほか、タバコのようなスモーキーなニュアンスも出てきて、複雑味のある余韻が長く続く。飲み頃とは言い難いところはあり、熟成が楽しみなワイン。

サントネイ プルミエ・クリュ クロ・ド・タヴァンヌ
Santenay 1er Cru Clos de Tavannes
ドメーヌ・ド・ラ・プス・ドールは、かつてロマネ・コンティを所有していたデュヴォー・ブロシェ家の一部を受け継ぐ、ヴォルネイを代表するトップ・ドメーヌです。1997年にパトリック・ランダンジェ氏が取得後、設備投資や畑の拡張を行い、品質向上に邁進しています。2015年からはビオディナミ農法へ転換し、環境にも配慮したワイン造りを実践。「サントネー プルミエ・クリュ クロ・ド・タヴァンヌ」は、シャサーニュ・モンラッシェとの境界に位置するサントネイ屈指のクリマです。年間約1万本のみ生産されるこのワインは、しっかりとした骨格と豊かな香り、深い味わいが特徴です。ドメーヌのワインは、ピュアで洗練されたスタイルで、果実味、酸、タンニンのバランスが秀逸。若いうちから楽しめるだけでなく、熟成にも耐え得るポテンシャルを秘めています。2018年からは、パトリック氏の息子ブノワ・ランダンジェ氏が当主となり、さらなる進化を遂げています。伝統と革新を融合させたドメーヌ・ド・ラ・プス・ドールのワインは、今後も目が離せない存在です。
7,615 円~
生産地
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品種
ピノ・ノワール:100%
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アロマの詳細

赤系果実

花

ドライハーブ等

ミネラル

スパイス
味わい
ボディ
果実味
甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2014年
評価日:2022年05月03日