
アンジンベ
Angimbé
クズマーノは、2000年にアルベルトとディエゴのクズマーノ兄弟によって創業された、シチリアでも比較的新しいワイナリーです。祖父の代からバルクワインの生産を行っていましたが、シチリアワインの品質向上とともに自社瓶詰めへと舵を切り、高品質でコストパフォーマンスの高いワイン造りで注目を集めています。「シチリアは島ではなく大陸である」という信念のもと、シチリア各地に所有する畑のテロワールを活かしたワイン造りを追求しています。クズマーノのアンジンベは、シチリア北西部、標高700mに位置するフィクッツァのピアーナ・デッリ・アルバネージ畑で栽培されたブドウから造られます。「アンジンベ」という名前は、畑の近くにある森に由来しています。このワインは、シチリアの土着品種であるインツォリアと国際品種シャルドネをブレンドして造られます。インツォリアは南東向き、シャルドネは東向きの区画で栽培され、栽培密度は約5,000株/haです。ブドウは手摘みで収穫され、8℃に冷却しながら約12時間スキンコンタクトを行います。その後、空気圧プレス機で丁寧にプレスし、18~20℃のステンレスタンクで発酵させます。発酵後、シュール・リーで4ヶ月間熟成させ、瓶詰め後さらに数ヶ月間瓶内熟成を経てリリースされます。標高700mという冷涼な気候は、ブドウの成熟を穏やかにし、酸と糖度のバランスに優れたブドウを収穫することを可能にしています。ステンレスタンクでの醸造により、ブドウ本来の素直な味わいが表現されています。ワインは、桃や白い花を思わせる華やかな香りと、程よいコクのあるミディアムボディが特徴です。熟した果実の風味と生き生きとした酸のバランスが良く、フランクな飲み心地のワインに仕上がっています。
2,327 円~
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