フィネスを感じるとはこういうワインのことを言うのだなと感じた一本。最初の一口は、オフヴィンテージだからか、閉じているのか、印象に欠けるワインだと思っていたが、じっくり向き合ってみると、様々な要素を均等に積み上げたような計算された緻密さを感じられ、あえて際立った要素を出さないようにしているとさえ思えてくる。サクランボ、スミレ、バラ、レザー、タイム、ローズマリー、木の苔、森の下草、チョコレート。ニュアンスという言葉がぴったりで、どの要素もほのかに感じる程度に儚げで、陰性な雰囲気ともマッチしている。味わいはミディアムボディで、果実味も酸味も中庸、甘味はなく、タンニンは少し存在感を残している。

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ
Brunello di Montalcino
サセッティ・リヴィオ・ペルティマリは、イタリア・トスカーナ州モンタルチーノに本拠地を置くワイナリーです。1960年代にリヴィオ・サセッティによって設立され、モンタルチーノ北部、モントゾーリの丘に位置する「ペルティマリ」と呼ばれる小さな小屋からその歴史が始まりました。リヴィオは、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの生産者組合の創設メンバーの一人であり、「偉大なワインはブドウ畑でできる」という信念のもと、この地のサンジョヴェーゼのポテンシャルにいち早く着目しました。現在は、息子のロレンツォがワイナリーを継承し、伝統的な手法と現代の醸造技術を融合させながら、高品質なワイン造りを続けています。ワイナリーのフラグシップワインである「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」は、有機肥料のみで栽培された樹齢15〜25年のサンジョヴェーゼを使用し、ステンレスタンクでの発酵とスラヴォニア産オークの大樽での36ヶ月間の熟成を経て造られます。ロバート・パーカー氏をはじめとする世界的な評論家から高い評価を受けており、「古典派ブルネッロの重鎮」と称されるほど、その品質と味わいは折り紙付きです。濃厚な果実味と力強いタンニンを持ちながら、調和のとれたエレガントなスタイルが特徴で、長期熟成にも耐えうるポテンシャルを秘めています。
9,460 円~
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サンジョベーゼ:100%
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土・森の下草

動物系

ナッツ

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スパイス
味わい
ボディ
果実味
甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

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ヴィンテージ:2014年
評価日:2021年03月06日