カゼ・ティボー ヴィーニュ・ド・ルイユ ロゼ N.V.

ヴィーニュ・ド・ルイユ ロゼ N.V.

Vignes de Reuil Rosé N.V.

カゼ・ティボーは、フランスのシャンパーニュ地方、ヴァレ・ド・ラ・マルヌに拠点を置くワイナリーです。この地は、モンターニュ・ド・ランス、コート・デ・ブランと並ぶシャンパーニュの重要な産地の一つであり、特にムニエの栽培で知られています。現当主のファビアン氏の祖父が1953年にワイナリーを設立し、当初は自ら元詰めのシャンパーニュを製造していました。その後、ファビアン氏の父はブドウをネゴスに販売するようになりましたが、ファビアン氏が2009年にワイナリーを引き継ぎ、自身のシャンパーニュ造りを開始しました。彼は、2019年に「テール・エ・ヴァン・ド・シャンパーニュ」の一員となり、その品質の高さが認められています。カゼ・ティボーの「ヴィーニュ・ド・ルイユ ロゼ」は、A.O.C.シャンパーニュに格付けされている辛口のロゼ・スパークリングワインです。ヴァレ・ド・ラ・マルヌ右岸のルイユにある単一区画の、樹齢45年以上のムニエが使用されています。この区画は、砂質に砂利、粘土、石灰が混じる土壌で、収量は30hl/haに抑えられています。また、畑の管理はほとんど手作業で行われ、殺虫剤や農薬は使用されないオーガニック栽培が実践されています。化学物質を使用せず、有機肥料や堆肥を使って土壌を活性化させるなど、環境に配慮したブドウ栽培が行われています。「ヴィーニュ・ド・ルイユ ロゼ」は、木樽での発酵、マロラクティック発酵、ノンフィルター、無清澄で造られ、約96ヶ月間の熟成を経てリリースされます。ドサージュは2.5g/Lです。このワインは、ラズベリーやイチゴ、バラなどの赤系果実とフローラルな香りが特徴で、きめ細かな泡と、口に含むと広がるミネラル感と心地よい苦味が楽しめます。

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