白は樽がキツすぎて苦い程だったが、赤はそこまで強くなく良いバランス。ただ、ブドウのポテンシャルが低いのか、全体的にパッとせず印象に残らないワインだった。香りは、ラズベリー、バラ、タイムに樽由来のリコリスのような甘味のあるスパイシーさが感じられる。口に含むと、濃い色合いとは裏腹に、ミディアムライトボディで果実味も酸味も控えめ、甘味もなく、終盤にロースト感が少し感じられる程度。複雑味があればエレガントで良いと思うが、残念ながらそれが無いのでパッとしない印象になってしまう。

サヴィニー・レ・ボーヌ セリニシム
Savigny-les-Beaune Serrignyssime
ドメーヌ・セリニーは、ブルゴーニュ地方のサヴィニー・レ・ボーヌ村に位置する家族経営のワイナリーです。19世紀末に創業し、現在は4代目当主マリー・ロール・セリニー氏が、妹フランシーヌ氏の夫であるジャン・リュック・ルソー氏と共にワイン造りを行っています。ドメーヌの所有する畑はサヴィニー・レ・ボーヌを中心に7ヘクタールあり、その中には2012年に取得した特級畑コルトン・シャルルマーニュも含まれます。栽培はリュット・レゾネを実践し、ブドウの品質を重視した丁寧な手摘み収穫を行っています。醸造においても、厳格な選果や樽香に配慮した熟成など、細部にまでこだわりが感じられます。ドメーヌ・セリニーのワインは、ブルゴーニュの伝統的なスタイルを継承しつつも、女性醸造家ならではの繊細でエレガントなタッチが特徴です。赤ワインは除梗後、ステンレスタンクで発酵させ、1~4年使用した樽で14~16ヶ月熟成されます。「サヴィニー・レ・ボーヌ セリニシム」は、平均樹齢40年のブドウから造られる赤ワインです。黒や赤の果実、桜のブーケのような華やかなアロマがあり、丸みのあるタンニンとバランスの良い味わいが魅力です。
5,159 円~
生産地
タイプ
品種
ピノ・ノワール:100%
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アロマの詳細

赤系果実

花

フレッシュハーブ

スパイス
味わい
ボディ
果実味
甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2014年
評価日:2022年06月10日