先日飲んだサヴィニー・レ・ボーヌほどではないが、やはり樽を効かせすぎていて苦味が感じられるほど。また、甘すぎることはないが、樽由来の甘味もしっかり出ていて、アタックの第一印象は果実味や酸味ではなく、甘味となる珍しい感覚。香りはシンプルで、パイナップルやレモンキャンディのような人工甘味料的な甘いニュアンスがあり、ヘーゼルナッツの香ばしい樽香もある。味わいも香りと同様でレモンキャンディといったところで、酸味と甘味が同居した味わい。終盤はトースト香が強まり、やや苦味を感じさせる。クオリティはやはりどうしても疑問符がついてしまう。

ブルゴーニュ ブラン
Bourgogne Blanc
セリニーは、サヴィニー・レ・ボーヌに位置するワイナリーで、7ヘクタールのブドウ畑を所有しています。創業者は19世紀末にサヴィニーに移住し、セリニーの歴史が始まりました。現当主のマリー・ロール氏は4代目であり、ブドウ栽培とワイン造りに情熱を注いでいます。セリニーはリュット・レゾネを用いた減農薬農法で栽培し、手摘みで丁寧に収穫されます。白ワインは全房で圧搾後、小樽にて発酵し、1〜4年使用した樽で1年以上熟成させられます。マリー氏の手がけるワインは、ブルゴーニュの伝統に加えてフェミニンなタッチが感じられ、品格ある味わいを生み出しています。セリニーの代表作、「ドメーヌ・セリニー・ブルゴーニュ・ブラン」は、サヴィニー・レ・ボーヌの粘土質石灰岩土壌で育った30年のシャルドネを使用。柑橘系のアロマと果樹の花の香りが広がり、繊細な果実味と瑞々しい酸味が特徴です。
3,630 円~
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ヴィンテージ:2015年
評価日:2022年06月03日