綺麗に熟成していてまさにピーク。余韻にかけて少しオークの風味が強まっていて、これ以上はピークアウトを示唆している。香りは、上品な甘さのカスタードクリームの熟成香に迎えられ、熟したグーズベリーや黄桃の甘やかな果実香、少しロースト感のある白胡椒やジンジャーのスパイシーさがしっかりとあり、マロングラッセのニュアンスも上品さを加えている。口に含むと、凝縮感のある果実味と強烈な酸味によるパンチのあるアタックで、熟成由来の甘味もしっかりとあるが、相対的には控えめに感じられるほど。アタックは果実味と酸味、二拍ほど置いて甘味が広がり、終盤まで果実味、酸味、甘味のバランスが揃った綺麗な味わいが続く。余韻は、ほのかなロースト感のカラメルと硬質な石灰のようなミネラル、そしてオークの木を感じさせるような風味も感じられ長く続く。ピークに出会えたら非常にリーズナブルで魅力的なワイン。

サン・トーバン プルミエ・クリュ ラ・シャトニエール
Saint-Aubin 1er Cru La Chatenière
ヴァンサン・プリュニエは、コート・ド・ボーヌ地区に5つのドメーヌを持つ名門プリュニエ一族の5代目です。1762年創業の伝統を受け継ぎ、1988年に独立して自身のドメーヌを設立しました。現在、サン・トーバンの各一級畑に加え、ピュリニー・モンラッシェ、シャサーニュ・モンラッシェ、ムルソー、オークセイ・デュレスなど、合計17ヘクタールの畑を所有しています。「サン・トーバン プルミエ・クリュ ラ・シャトニエール」は、0.21ヘクタールの畑から造られるワインです。粘土石灰質土壌で、平均樹齢10年のブドウ樹から収穫されたシャルドネを使用しています。醸造では、新樽比率25%で12ヶ月間樽熟成を行い、ミネラル感豊かな味わいを引き出しています。ヴァンサンは、畑からワイン造りまで、常にミネラル感を追求しており、「ワインをできるだけいじらない」という哲学のもと、自然な味わいを大切にするワイン造りを目指しています。そのため、蔵出し価格も良心的で、フランスのワイン雑誌「ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス」の「低価格帯ベストワインガイド」にも常に名を連ねています。「サン・トーバン プルミエ・クリュ ラ・シャトニエール」は、クリスタルのような輝きとミネラル感を持ち、ブルゴーニュ白ワインの洗練された魅力を堪能できるワインです。価格もリーズナブルなため、ピュリニー・モンラッシェなどに比べて、より気軽に楽しむことができます。
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シャルドネ:100%
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ヴィンテージ:2013年
評価日:2024年07月25日
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