モダンな造りで、かなりニューワールド寄り。香りはそこまで樽香が強くないが、終盤から余韻にかけて樽の風味が強まり、白ワインでは珍しくチョコレートの風味にすら感じられる。ただ、果実味や酸味もしっかりとあり、甘味はそこまで強くはないため、飲み疲れたり、甘ったるかったりはしない。香りは、トップノートにしっかりとヘーゼルナッツの香ばしさがありつつ、レモンとグレープフルーツピールの柑橘香を主体とし、チョークやハッカの鼻に抜けるような爽やかさもあって、香りの時点ではニューワールド感は少ない。口に含むと、アタックはとろみのある飲みごたえあるボディが印象的で、充実した果実味と酸味があり、中盤からは樽由来の甘味が程々に感じられる。終盤からは一気に樽の風味が強まり、ヘーゼルナッツ、チョーク、キャラメル、バナナなど、余韻だけならニューワールドと言ってよいレベル。キレが良く、余韻はそこまで長くないのが、かえってしつこくなくてちょうどよい。

ボーヌ プルミエ・クリュ レ・ブレッサンド ブラン
Beaune 1er Cru Les Bressandes Blanc
ルイ・ジャドは、1859年にルイ・アンリ・ドゥニ・ジャド氏によって創設された、ブルゴーニュ地方を代表する名門ワイナリーです。その歴史は、中世のジャコバン修道会に辿ることができるほどの旧家で、1794年からブドウ栽培を開始し、現在では210ha以上の自社畑を有する大ドメーヌへと成長しました。ネゴシアン・エルブールとしても高い評価を受けており、近年では、超近代的な醸造所を建設するなど、さらなる品質向上に努めています。ボーヌ プルミエ・クリュ レ・ブレッサンドは、ボーヌ地区の北部に位置する、東向きの小高い丘の斜面上にあるプルミエ・クリュ(一級畑)のワインです。日当たりがよく、表土が薄く母岩に近いため水はけの良い畑で、ボーヌの中で最も繊細な白ワインの一つとされています。この畑は20年前に植えられ、ブドウは手摘みで収穫され、小さなケースに入れられることで果実を傷つけないように配慮されています。その後、自社製のオーク樽で発酵、そのうち1/3は新樽を使用し、澱と共に15ヶ月間熟成されます。白い花、桃やシトラスを思わせる香りが特徴で、フレッシュでいきいきとした印象と繊細さがあり、その中にリッチな質感を併せ持つ魅力的な白ワインです。
11,000 円~
生産地
タイプ
品種
シャルドネ:100%
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アロマチャート
アロマの詳細

柑橘系果実

フレッシュハーブ

ミネラル

ナッツ
味わい
ボディ
果実味
甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2019年
評価日:2025年02月06日