ワインというよりもはやブランデーといってよいほどパワフルでリキュール感の強いワイン。色合いも完全な琥珀色で、外観だけを見たらすでに終わってしまっているように見えるが、その味わいは健在でポテンシャルのあるブドウのみが達せる領域なのだろう。香りは、焼きリンゴや洋梨のリキュールなど、熟しきった果実の香りが強い中、キャラメルやバニラの樽香が薄っすらと、だがはっきりと上辺を漂い、オーキーなニュアンスも感じられる。口に含むと、アタックはまさにリンゴのブランデーといった感じで、アルコール度数を感じさせるパワフルな味わい。酸味は控えめで、甘味は強く、余韻にかけて甘味のボリュームが上がるように感じられ、ヌガーのような風味に近くなる。ただ、甘味もロースト感も強くはあるが、刺々しさはなく、クオリティの高さが感じられる。アタックのインパクトもあってか、余韻は長くは残らない印象だが、甘ったるくなくちょうど良い。

エルミタージュ ル・メアル ブラン
Ermitage Le Méal Blanc
M. シャプティエの「エルミタージュ ル・メアル ブラン」は、ローヌ地方を代表する銘醸ワインで、1808年創業の家族経営のワイナリーが手がけています。7代目の現社長ミシェル・シャプティエ氏がビオディナミ農法を導入し、畑の個性やテロワールを尊重したワイン造りに情熱を傾けています。この白ワインは平均樹齢50年のマルサンヌ100%で造られ、古樹由来の豊潤なミネラルと樽香が調和し、口にすると、圧倒されるほどの凝縮した力強さが感じられます。畑は氷河期の古い川の沖積土で構成され、手摘みで収穫・除梗を行い、約43日間の発酵と17ヵ月の熟成を経てリリースされます。初リリースの1997年ヴィンテージからワイン・アドヴォケイト誌で96−100点を獲得した同社最高峰のワインです。
33,000 円~
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マルサンヌ:100%
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ヴィンテージ:2005年
評価日:2024年02月04日