ニュイ・サン・ジョルジュの白。シャルドネに少量のピノ・ブランのブレンド。あまり良い年でないながら、ポテンシャルの高さが感じられる素晴らしいワイン。特に樽の印象が薄く、ブドウ自体のポテンシャルの高さが感じられるのが好印象。香りは、トップノートはセイヨウサンザシのような爽やかな花の香りが印象的で、ライムやレモンの柑橘系を主体に、熟した洋梨のニュアンスも爽やかさ一辺倒にならない良いバランスを生み出している。また、チョークや火打ち石のスモーキーなミネラルも特徴的。口に含むと、熟成感とまではいかないが香りの印象よりも熟成が進んだ印象で、凝縮感のある濃厚な果実味と程よい甘味が魅力的な味わい。酸味もしっかりとあってバランスが良い。ミネラルが豊富で粘性も感じられ、ボディも厚く飲みごたえも十分。余韻は、火打ち石を溶かしたようなとろみのあるミネラルとスモーキーさに加え、レモンピールの爽やかさや蜂蜜のほのかな甘いニュアンスも感じられ、複雑味のある長い余韻が楽しめる。

ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ レ・テール・ブランシュ
Nuits-Saint-Georges 1er Cru Les Terres Blanches
パトリス・リオンは、2000年にパトリス・リオン氏が自身のドメーヌとしてニュイ・サン・ジョルジュに設立しました。パトリス氏は、父のドメーヌで中心的な役割を担った経験を活かし、ピュアでエレガントなワイン造りを行っています。息子のマキシム氏もドメーヌに参画し、父子で高品質なワインを生み出し続けています。彼らの功績はワイン評価誌から高く評価されており、ニュイ・サン・ジョルジュにおける最小のモノポール(単一所有畑)、クロ・サン・マルクを所有するなど、その実力は広く認められています。「ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ レ・テール・ブランシュ」は、一級畑「オー・ペルドリ」の上部の、白ワインに適した水はけの良い砂質土壌の区画で造られています。コート・ド・ニュイでは珍しく、赤ワインと白ワイン両方の畑が認められている区画でもあります。樹齢約20年のシャルドネを主体に、ピノ・ブランをブレンドし、それぞれ別々に醸造した後、アッサンブラージュを行います。約1年間の樽熟成を経て、ステンレスタンクでさらに数か月熟成した後、瓶詰めされます。豊潤な果実味とミネラル感、しっかりとした酸と、澱からのトースト香が絶妙なバランスを奏でる、入手困難な逸品です。
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アロマチャート
アロマの詳細

柑橘系果実

寒冷地の果実

花

ミネラル

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味わい
ボディ
果実味
甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2016年
評価日:2024年08月07日
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