まだ若く酸味が少し荒々しく感じられるが、ポテンシャルだけでも十分に楽しめる流石のクオリティ。香りは、茶葉のようなドライハーブの香りがしっかりとあり、梅紫蘇のようなニュアンスもあってどことなく和風なイメージが漂う。他にもラズベリー、チョーク、レザーなど。まだ開いていないが、現時点でも個性を感じられる。口に含むと、予想以上に果実味が強く、それに由来した甘味も感じられる。それでも酸味の荒々しさを隠し切れはせず、全体的にはやや酸味が立っている印象。余韻もドライハーブの風味が感じられる。

ニュイ・サン・ジョルジュ
Nuits-Saint-Georges
ドメーヌ・ミシェル・グロは、ブルゴーニュ地方コート・ド・ニュイのヴォーヌ・ロマネ村に拠点を置く、1830年創業の歴史あるワイナリーです。7代目当主ピエール・グロと父ミシェルが、23ヘクタールに及ぶ畑で高品質なワイン造りを行っています。中でも、単独所有畑であるヴォーヌ・ロマネ・プルミエ・クリュ「クロ・デ・レア」は、1860年以来グロ家が所有し続ける貴重な区画です。「ニュイ・サン・ジョルジュ」は、村の北側にある4つの区画のブドウをブレンドして造られます。典型的なニュイ・サン・ジョルジュよりもタンニンが滑らかでエレガントなスタイルに仕上がっており、ヴォーヌ・ロマネとニュイ・サン・ジョルジュの特徴を併せ持つような、バランスの良いワインです。
8,800 円~
生産地
タイプ
品種
ピノ・ノワール:100%
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アロマチャート
アロマの詳細

赤系果実

黒系果実

加工・ドライフルーツ

花

フレッシュハーブ

ドライハーブ等

ミネラル

動物系
味わい
ボディ
果実味
甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2016年
評価日:2022年02月13日
13年とそこまで良い年でもないゆえか、エレガントな作りで、ミシェル・グロに多く感じられる動物性の香りもなめし革のニュアンスはあれど印象は薄い。代わりに、ベイリーフのようなドライハーブ類の香りが主体的で、優しく心地良いアロマになっている。他にも、ラズベリーやブラックプラム、バラ、タイムなども感じられる。味わいもエレガントで、中庸な果実味と酸味のバランスが良く、タンニンはスムーズでまったくといったいいほど感じられない。エレガントで穏やかな味わいながら、ボディは比較的しっかりとミディアムボディなので、スイスイ進むというよりかは自然と時間をかけて飲みたくなる。余韻には若干だが石灰のニュアンスが現れ、柔らかな印象で終わる。

¥.$.
ヴィンテージ:2013年
評価日:2021年12月25日