
バルバレスコ
Barbaresco
プルノットは、1923年にアルフレッド・プルノット氏がランゲ・ワイン協同組合を買収したことで設立されたワイナリーです。アルフレッド氏は経営手腕のみならず醸造家としても才能を発揮し、当時一般的だったブドウの混醸ではなく、区画ごとのテロワールを重視した「クリュ」の概念をピエモンテに導入しました。この革新的な取り組みはバローロの品質向上に大きく貢献し、プルノットの名声を世界に轟かせました。1956年にアルフレッド氏が勇退した後、ワイナリーはアンティノリ家の所有となり、伝統を守りつつ更なる品質向上を目指しています。プルノットのバルバレスコは、ピエモンテを代表するブドウ品種ネッビオーロから造られる、ワイナリーを代表するワインの一つです。ランゲ中心部、アルバを流れるタナロ川右岸に位置する自社畑で栽培されたブドウを使用しています。この地域はピエモンテでも特に良質なワインを生み出すことで知られ、石灰質の泥灰土壌にはマグネシウムやマンガンなどのミネラルが豊富に含まれています。収穫されたブドウはワイナリーへ迅速に運ばれ、15日間のスキンコンタクトを経て、主に50〜70hLのフランス産オーク樽で熟成されます。一部には27hLの小樽も使用されます。その後、10ヶ月間の瓶内熟成を経てリリースされます。プルノットのバルバレスコは、力強いバローロとは対照的に、フェミニンでエレガントなスタイルに仕上げられています。華やかなアロマと洗練された味わいが特徴で、ビロードのような滑らかな口当たりと上質なタンニンが調和しています。ネッビオーロ特有の力強さと複雑さも持ち合わせつつ、比較的早くから楽しめるモダンなスタイルです。
5,298 円~
生産者
タイプ
品種
ネッビオーロ:100%
あなたの評価
テイスティングノート
テイスティングデータがありません