バルバレスコ ブリック・トゥロット
Barbaresco Bric Turot
プルノットは、ピエモンテ州アルバに位置する歴史あるワイナリーです。1923年、アルフレッド・プルノット氏が第一次世界大戦後経営難に陥っていたランゲ・ワイン協同組合を買収したことからその歴史が始まりました。アルフレッド氏は優れた経営手腕と醸造技術でワイナリーを成長させ、「ピエモンテのワインと言えばプルノット」と言われるほどの知名度を築きました。特筆すべきは、当時一般的だった様々な畑のブドウの混醸ではなく、「クリュ」の概念をピエモンテで初めて導入したことです。これは、畑ごとのテロワールの違いを理解し、その個性を最大限に表現するワイン造りへの革新的な取り組みでした。1989年にはアンティノリがワイナリーを引き継ぎ、伝統を守りつつ更なる品質向上のための投資を行っています。バルバレスコ ブリック・トゥロットは、プルノットが手掛ける単一畑のバルバレスコです。バルバレスコの歴史的区画「ブリック・トゥロット」の最上のネッビオーロのみを使用し、大樽とバリックで熟成されます。12日間の低温マセラシオン発酵の後、12ヶ月間大樽とバリックで熟成され、さらに10ヶ月の瓶熟成を経て出荷されます。濃いガーネット色の外観で、ラズベリーやベリー、スミレのアロマに加え、シナモンやクローブなどのスパイス香も感じられます。フルボディながらフレッシュな果実味と、包み込むようなタンニンが印象的で、渋みとのバランスも絶妙です。熟した果実の甘みが感じられる長い余韻も魅力です。
6,600 円~
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ネッビオーロ：100%
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