
タウラージ
Taurasi
フェウディ・ディ・サン・グレゴリオは、1986年にイタリア・カンパーニャ州イルピニアに設立されたワイナリーです。創業者のエンツォ・エルコリーノ氏は、1980年のイルピニア地震による被害を目の当たりにし、地域の復興を願いワイン造りを始めました。現在は、アントニオ・カパルド氏がCEOを務め、ピエルパオロ・シルク氏が栽培醸造責任者を担当しています。シルク氏は、独自の剪定方法「Simonit&Sirchメソッド」を開発し、フェウディだけでなく、世界的に著名なワイナリーの畑のコンサルタントも務めています。タウラージは、フェウディ・ディ・サン・グレゴリオを代表するワインであり、南イタリアで初めてDOCGに認定された赤ワインです。アリアニコ種100%で造られ、標高300~500mに位置するタウラージ、モンテマラーノ、パテルノポリの3つの村の樹齢20~70年のブドウが使用されています。10月中旬から下旬にかけて手摘みで収穫されたブドウは、ステンレスタンクで15日間、24度でマセラシオンとアルコール発酵が行われます。その後、木樽でマロラクティック発酵を行い、フレンチオーク樽で18ヶ月熟成されます。さらに、最低9ヶ月の瓶内熟成を経て、合計5年間の熟成を経て出荷されます。近年では、アリアニコの個性をより際立たせるため、バリックの使用比率を減らし、大樽での熟成を増やすなど、醸造方法の刷新にも取り組んでいます。ワインは、熟したダークチェリーやプルーンなどの濃厚な果実香に加え、スパイスやバニラのニュアンスが複雑に絡み合います。力強いタンニンを持ちながらも上品さを兼ね備え、長期熟成にも適した高いポテンシャルを秘めています。
6,390 円~
タイプ
品種
アリアニコ:100%
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