ブドウの出来に応じてワイン造りを決めているとのことで、15年はブドウのポテンシャルが高かった故に新樽比率を上げたのだろうと推測できるほど、香り、味わい、余韻すべてにしっかりと樽が効いている。それでいて、充実した果実味を中心としたブドウ主軸のワインではあり、ブドウを見てワイン造りを決めているというのも納得感がある。果実味と樽のおかげで今飲んでも美味しいが、ピノにしてはタンニンがしっかりで熟成向きなワイン。香りは複雑味があり、トップノートはストロベリーとバニラの混ざった甘やかな赤系果実、すぐになめし革とタバコのやや重々しい樽香があり、バラやローズヒップティー、ナツメグなども感じられる。口に含むと、非常に豊かな果実味があり、酸味も強いがまろやかで心地良く、樽由来のほのかな甘味もあって早飲みでも十分魅力的な味わい。ただ、タンニン量が多く、舌に堆積する感覚があるほどで、少し気になり飲み頃とは言い難い。

モンテリー プルミエ・クリュ ル・クロ・ゴーテイ
Monthelie 1er Cru Le Clos Gauthey
モンテリーの生産者組合会長であるポール・ガローデは、モンテリーにてヴォルネイやムルソーに匹敵するワインを手がけています。「モンテリー プルミエ・クリュ ル・クロ・ゴーテイ」は、ヴォルネイの1級畑クロ・デ・シェーヌから続く斜面にある1級畑で、石灰質が強い土壌で、ヴォルネイのようなエレガントなワインが生まれます。ポール・ガローデは、この区画に平均樹齢22年のピノ・ノワールをリュット・レゾネで栽培。手摘みで収穫後、完全除梗し、自然酵母で15日間発酵させ、新樽比率25〜35%で15〜18ヶ月熟成させます。ポールはワイン造りにおいて「ブドウの状態に応じたレシピのないワイン造り」を信条とし、低温マセレーションや樽熟成期間も柔軟に取り組んでいます。彼の手がけるワインは、モンテリーのテロワールを巧みに表現し、エレガントで香り高い味わいと良いバランスを備え、リーズナブルな価格でフランスのレストランでも愛用されています。
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ピノ・ノワール:100%
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ヴィンテージ:2015年
評価日:2021年11月14日
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