ボルドーブレンドとサンジョベーゼ、シラー、アリカンテの計7品種をアッサンブラージュしたスーパータスカン。果実味のベースはサンジョベーゼで、そこにわずかに熟成感が出たカベルネ・ソーヴィニヨンが合わったイメージだが、他のスーパータスカンでは味わえない香りや味わいはこのアッサンブラージュならではの魅力だと感じる。香りは、カシスリキュールやマラスキーノチェリーのようなリキュール感の出てきた明るい果実香があり、西洋杉やタバコの葉の少し青さも感じるスモーキーさやリコリスやクローヴのスパイシーさ、アーモンドの香ばしさなど、複雑味は十分。口に含むと、ミディアムボディのこなれた印象のアタックで、果実味は落ち着き中庸ながらも伸びが良く、余韻までカシスの果実味が残り続ける。カシスの明るい果実味と溌剌とした酸味がサンジョベーゼ感が強いが、中盤から鰹出汁のような熟成ボルドーで感じられる旨味が加わり、味わいも複雑でこれぞスーパータスカンの醍醐味といった味わい深さがある。また、余韻も複雑かつ驚くほど長く、カシスや鰹出汁の風味はもちろん、タバコのスモーキーさやアーモンドの香ばしさも加わる。思ったより早く楽しめるワインだった。

カイアロッサ
Caiarossa
カイアロッサは1998年創業のトスカーナのワイナリーで、2004年にメドック格付け第3級シャトー・ジスクールやシャトー・デュ・テルトルを所有する故エリック・ アルバダ・イェルヘルスマ氏がワイナリーを購入しました。ワイナリー名の「カイアロッサ」のカイアは砂利、ロッサは赤を意味し、土壌には赤色の岩石や小石が転がります。ワイナリー名を冠したワイン「カイアロッサ」は、ビオディナミ農法で栽培されたメルロ、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニョン、シラー、サンジョベーゼ、プティ・ヴェルド、アリカンテの7品種で造られます。品種ごとコンクリートタンクや木樽で醸造し、マロラクティック発酵後にブレンドします。熟成は新樽比率30%で14〜18ヶ月以上、コンクリートタンクで2〜6ヶ月、ボトリング後さらに1年熟成させます。7種類の品種が作り上げる複雑なハーモニーが広がります。
8,800 円~
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ヴィンテージ:2013年
評価日:2022年11月05日