やはりこのくらいのキュヴェからペトロール香のバランスが良く、リースリングの醍醐味を味わえる素晴らしいクオリティ。昨年10年ヴィンテージを飲んだが、10年は酸味が強かったのに対し、11年は打って変わって酸味が弱く、一瞬甘口かと思うほどに甘味を感じる。11年も香りは非常に酸味を感じる香りで、レモンやスダチの少しグリーンなイメージのシトラス系と菩提樹の花、そしてペトロール香が良いバランスのアロマ。口に含むと一転、アタックの印象は甘味が最初に来て、あとから果実味が追いついてくるような感覚で、酸味は非常に穏やかに感じられる。余韻にかけても石灰やココナッツミルクのようなミルキーな甘味がしっかりと感じられ、トータルでは間違いなく辛口ワインだが、甘味を非常に意識させられるワイン。

リースリング キュヴェ・フレデリック・エミール
Riesling Cuvée Frédéric Emile
トリンバック家は1626年からワイン造りを行い、12世代にわたりアルザスワインを生産しています。1898年には、8代目フレデリック・エミール氏が造ったワインが国際ワインコンクールで最高位の賞を獲得し、一躍脚光を浴びることになりました。「リースリング キュヴェ・フレデリック・エミール」は、その功績に敬意を表し、その名を名乗るにふさわしい良質なブドウができた優良年にのみ造られる上級キュヴェになります。二つのグラン・クリュ、ガイスベルクとオステルベルクの平均樹齢45年のブドウから造られ、標高250~350mの南東向きの風通しの良い粘土石灰質土壌が、ワインに美しい酸とミネラル感、そして長期熟成能力を与えます。温度管理されたステンレスタンクで発酵後、マロラクティック発酵は行わず、樽も使わずに最低3~5年の熟成を経てリリースされます。
5,665 円~
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品種
リースリング:100%
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アロマチャート
アロマの詳細

柑橘系果実

温暖地の果実

加工・ドライフルーツ

花

フレッシュハーブ

ミネラル

蜜

薬品・化学物質
味わい
ボディ
果実味
甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2011年
評価日:2021年08月30日
トップノートはペトロール香だが、強すぎることはなく、他の要素と素晴らしくバランスが取れており、アクセントとして癖になる。とにかくアロマのバランスが良く、レベルの高いリースリングの良さを再認識させてくれる。味わいはかなりフレッシュで、果実味もしっかりとしているが、酸味の強さが際立っている。ミネラルもしっかりとあり、余韻も果実味とミネラルが長く残り、アーモンドのような香ばしさを伴う。

¥.$.
ヴィンテージ:2010年
評価日:2020年12月12日