同年の村名がパッとしなかったので心配だったが、こちらはグレートヴィンテージらしい素晴らしいポテンシャルが感じられた。まだ若く、外観も緑がかった黄色、パワフルで荒々しくさもあるが、豊富なミネラルが柔らかさをプラスしていて良いバランスが取れている。現時点では複雑味も少ないが、これだけの酸とミネラルがあれば、長期熟成にも耐えるうるので、今後も楽しみなワイン。香りは、あまり樽香を感じず、トップノートからグレープフルーツの香りが強く、ミネラル、白胡椒に加え、スイカズラの甘い香りも感じられる。口に含むと、アタックから強い酸味と甘味のあるミネラルが終始感じられ、果実味も悪くないが、酸味とミネラルの印象が圧倒的。ミネラルは非常に柔らかくて心地良く、このミネラルを堪能するだけでも価値がある。余韻にかけては少しロースト感が出てきて、ヘーゼルナッツのナッティさとわずかにカラメルの焦げ感が感じられ、長く続く。

ムルソー ティエ
Meursault Tillets
オリヴィエ・ルフレーヴは、ブルゴーニュの白ワインの名門ドメーヌ・ルフレーヴを叔父に持つオリヴィエ・ルフレーヴ氏が興したネゴシアンです。彼は当初、兄弟や叔父の協力を得てワイン造りに携わっていましたが、1984年よりネゴシアン業に専念。現在は、ピュリニー・モンラッシェ村のグラン・クリュをはじめとする10ヘクタール以上の自社畑を所有し、さらに厳選した契約栽培者からのブドウも使用して、高品質なワインを世に送り出しています。ムルソー・ティレは、ムルソー村にある「ティレ」という単一畑から造られる村名ワインです。ナルヴォーとレ・クルの畑に隣接し、石灰岩の石切場跡が見られる粘土石灰質土壌の畑で、ムルソーの中でも標高の高い場所に位置しています。「ティレ」という名前はライムの木に由来し、畑はライムの木々に囲まれています。ムルソーとしては泥灰土が多い土壌のため、ピュリニー・モンラッシェに近いスタイルのワインとなり、上品でフローラルな香りとキレのあるフィニッシュが特徴です。
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シャルドネ:100%
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アロマチャート
アロマの詳細

柑橘系果実

花

ミネラル

スパイス
味わい
ボディ
果実味
甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2017年
評価日:2025年08月07日
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