
ピノ・ダルザス
Pinot d'Alsace
マルセル・ダイスは、「現代アルザスワインの頂点を極める」と称されるジャン・ミッシェル・ダイス氏が率いる、フランス・アルザス地方のワイナリーです。彼はアルザスに初めて「テロワール」の概念を持ち込み、畑の個性を重視したワイン造りを提唱しています。そのため、土壌の個性が出やすいよう、ブドウの樹は深く根を張るように仕立てています。彼の哲学は、「ピノ・ダルザス」にも色濃く反映されています。このワインは、ベルグハイムにある約5haの自社畑で栽培される、4種類のピノ系品種(オーセロワ40%、ブラン20%、グリ20%、ノワール20%)を混植・混醸造した、個性的な白ワインです。平均樹齢25年のブドウ樹が育つ土壌は、粘土石灰質と泥土質を基盤に、表土は保水力の高い重めの粘土石灰質です。こうして生まれるワインは、ピノ系品種らしい高貴さと豊かなコクを備えながら、フレッシュで完熟した桃のような果実味が特徴です。
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