フェウディ・ディ・サン・グレゴリオ パトリモ

パトリモ

Pàtrimo

フェウディ・ディ・サン・グレゴリオの特別な1本、「パトリモ」は、カンパーニア州イルピニアの歴史ある畑で育ったメルロ100%のワインです。イルピニアでワイン造りの伝統を築いた教皇グレゴリオに敬意を表し、「聖グレゴリオの領地」という名で1986年に創業したワイナリーは、土壌と土着品種にこだわり、最新テクノロジーを駆使したワイン造りを展開しています。その中で「パトリモ」は、フェウディ・ディ・サン・グレゴリオが国際品種で造る唯一のワインです。「パトリモ」はアヴェリーノ地域の方言で「父親」を意味し、エルコリーノ3兄弟が父親に捧げた特別なワインです。ミディアムトーストしたフレンチオークのバリックで最低18ヶ月熟成し、濃い黒味がかったルビー色に、ほのかな樽の香り、甘みとやわらかな渋みの絶妙なバランスが楽しめます。

23,573  円~

タイプ

品種

メルロ:100%

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2件の評価を集計

アロマチャート

アロマの詳細

温暖地の果実

温暖地の果実

1 ブドウの皮
赤系果実

赤系果実

1 サクランボ
1 ストロベリー
黒系果実

黒系果実

2 ブラックチェリー
加工・ドライフルーツ

加工・ドライフルーツ

1 ラムレーズン
花

1 スミレ
フレッシュハーブ

フレッシュハーブ

1 メントール
発酵・乳製品

発酵・乳製品

1 ブルーベリータルト
土・森の下草

土・森の下草

1 乾いた土
動物系

動物系

1
焦げ臭

焦げ臭

1 浅煎りコーヒー
1 チョコレート
1 マロングラッセ
薬品・化学物質

薬品・化学物質

1 インク
1 接着剤

味わい

ボディ

ライト
フル

果実味

弱い
強い

甘味

ドライ
甘い

酸味

弱い
強い

渋味

弱い
強い

余韻の
長さ

短い
長い

余韻のテイスト

1 深煎りコーヒー
1 ブラックチェリー
1 マロングラッセ

ユーザーコメント

15年ヴィンテージを飲んだときも感じたが、酸味が軽やかなタンニンでサンジョベーゼっぽいワインだが、カンパーニアにメルロ100%ワイン。15年よりも13年のほうがさらにサンジョベーゼ感は強く、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノと言われても納得してしまいそう。まだ熟成感は少ないが、15年よりも樽香は落ち着いていて、よりピュアに果実味の強さを堪能できる。香りは、チェリーやストロベリー、黒ブドウの皮などの果実香がしっかりとあり、スミレの花も相まって非常に華やかなアロマ。香りからも酸味が感じ取れるほどで、最初は血のようなニュアンスにも感じられた。他にも接着剤やチョコレート、マロングラッセなどのニュアンスも控えめにあり、複雑味の片鱗が見えはじめている。口に含むと、予想どおり果実味と酸味がせめぎ合ったパンチの効いた味わいで、予想していながらも圧倒される。甘味もわずかにあるにはあるが、果実味と酸味の強さに比べればほとんど感じないに等しい。タンニンはやはり非常に滑らかで軽い印象。余韻までブラックチェリーの果実味が残り続け、わずかにマロングラッセのような優しい甘さも感じられる。改めてとてつもないワインだった。

¥.$.

ヴィンテージ:2013年
評価日:2022年09月25日

イタリア・カンパーニアのメルロ。果実味がギュッと凝縮されたようなワインで、黒系果実中心の伸びのある香りと味わいが魅力的。熟成のあまり進んでいないメルロだが、タンニンが驚くほど軽く滑らかで、まったくと言ってよいほど存在感がなく、早飲みでも十分美味しい。香りは、果実香が強く、ブラックチェリーやブルーベリーのタルト、ラムレーズンなど、わずかにバタリーさやリキュール感もあり、他にもメントールや乾いた土、インクの香りなど、メルロらしさが感じられる。また、香りでは浅煎りのコーヒーといったロースト感弱めにコーヒーのニュアンスがあり、逆に余韻になるとエスプレッソまでとはいかないが、深煎りのコーヒーの風味が強く出て面白い。口に含むと、瑞々しいアタックで、強い果実味と酸味に迎えられる。果実味は強いというよりも伸びが良いというほうが適切な表現かもしれない。上質な果実を口にしているかのような充実感ある味わいで、ブドウのポテンシャルの高さがうかがえる。本当にメルロなのかと疑うほどにタンニンは存在感がなく、1本飲んでも最後まで意識することはなかった。酸味がしっかりとあって熟成ポテンシャルも高そうなので、熟成物もぜひ試してみたい。

¥.$.

ヴィンテージ:2015年
評価日:2022年06月13日

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