熟成感はわずかに出ているが、タンニンもピノにしてはしっかりめで少し気になり、飲み頃ではない。岩塩のような塩っぽさを香りからも味わいからも感じ、もう少し熟成が進めばもっと旨味成分のような味わいになりそうな気配はあるが、最初のうちは塩っぱい印象ではある。樽香も馴染んでいるが、抜栓直後はトースト香をしっかりと感じられ、全体的にやや重めのトーンのアロマ。味わいは慣れるまでは塩っぱさが目立ち、最後は硬質なミネラルが残る。もっと熟成が進めば面白くなりそう。ただ、果実味が弱いわけではなく10年熟成の影響もあるだろうが、酸味の強さに比べると見劣りし、長期ではなくあと5年くらいがちょうど良さそうな印象。

ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ オー・ヴィニュロンド
Nuits-Saint-Georges 1er Cru Aux Vignerondes
フェヴレ社は、1825年の創立から7代にわたる歴史あるグラン・メゾンです。4代目ジョルジュ・フェヴレ氏は、有名なコンフレリー・デ・シュヴァリエ・デュ・タストヴァンの創設者の一人として知られています。広大な自社畑から造るドメーヌもののワインが全生産量の8割を占め、クリマごとに手の込んだワイン造りを行っています。現在は7代目エルワン・フェヴレ氏が率いり、改革を断行し、早い飲み頃を迎えつつも長期熟成も可能なスタイルへと変えています。「ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ オー・ヴィニュ・ロンド」は、ヴォーヌ・ロマネ側にあるクリマで、フェヴレは0.46haの区画を所有しています。植樹は45年、74年、84年。表土が浅く、小石が多い土壌が深みのあるルビー色のワインを生み出します。ラズベリー、ダークチェリー、カシスの果実香が豊かで、リッチでエレガントな果実味を持ち、ニュイ・サン・ジョルジュにしてはタンニンが丸く、柔らかみが感じられます。
在庫なし
生産地
タイプ
品種
ピノ・ノワール:100%
あなたの評価
テイスティングノート
1件の評価を集計
アロマチャート
アロマの詳細

赤系果実

フレッシュハーブ

ドライハーブ等

ミネラル

焦げ臭

スパイス
味わい
ボディ
果実味
甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2012年
評価日:2022年09月21日
購入する
在庫がありません