しっかり熟成が進んだボーヌ白。少しピークアウトしているというか、熟成に耐えられるほど果実味や酸味が足らなかったか、やや甘味が際立ちすぎていると感じる。香りからして甘く、トップノートからカスタードクリームやカラメルの香りをしっかりと感じ、熟して腐るギリギリの洋梨といった果実香、そしてミネラルが豊富で石灰のノートも色濃く出ている。余韻も口に張り付くような感覚があるほど硬質なミネラルが長く残る。口に含むと、意外とライトめのボディで、穏やかな果実味と酸味に対して、甘味がしっかりなので、辛口ワインの範疇ではあるものの、バランス的に甘味が際立つ。余韻はミネラルの他にもカラメルの風味もしっかりとあり、ロースト感よりも甘味が強い。このワインは3年早く飲んだほうが良かった。

ボーヌ プルミエ・クリュ レ・ゼグロ ブラン
Beaune 1er cru Les Aigrots Blanc
アルベール・モロは、1820年創業の歴史あるドメーヌで、ボーヌのプルミエ・クリュ(一級畑)を数多く所有することで知られています。その中でも「レ・ゼグロ」は、優れた白ワインを生み出す区画です。0.25haという小さな畑は、東向きで水はけの良い石の多い土壌。粘土石灰質の土壌は、シャルドネの栽培に適しており、ビオロジック農法で丁寧に育てられたブドウから、リッチで複雑な味わいのワインが生まれます。蜂蜜やパイナップル、グレープフルーツなどの豊かな香りと、ボーヌらしい力強いミネラル感が特徴です。アルベール・モロは、ボーヌのテロワールを表現する名手として、近年ますます評価を高めています。
7,238 円~
生産地
タイプ
品種
シャルドネ:100%
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アロマチャート
アロマの詳細

寒冷地の果実

発酵・乳製品

ミネラル

焦げ臭
味わい
ボディ
果実味
甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2011年
評価日:2021年11月24日