ルフレーヴのマコン・ヴェルゼ。一つ飛んで18年から先に飲んでいて、年々樽がキツくなってきていると感じていたが、17年は比較的弱めでエレガントに感じる。素晴らしかった14年を彷彿とさせる作り。香りは、アプリコットやパイナップルなどの南国系果実に、スイカズラ、ゴマのような軽めのナッティとスパイシーの中間的なノート、白胡椒、チョークなど。南国系果実とナッティさがあれど、スイカズラの香りの伸びが良く、比較的スッキリとしたアロマに感じられる。口に含むと、ミディアムライトボディの中庸な果実味で、しっかりと満足感はあるが穏やかな味わい。酸味は強めで甘味はなく非常にドライに感じるが、オイリーな口当たりがまろやかさを感じさせ、刺々しさはない。余韻も液状化したミネラルといった感じのオイリーなミネラルを感じる。

マコン・ヴェルゼ
Mâcon-Verzé
ドメーヌ・ルフレーヴの「マコン・ヴェルゼ」は、2004年に取得された9.33haの畑から造られる白ワインです。ルフレーヴのワインは、村名クラスでも高価で入手が難しいことから、前当主アンヌ・クロード・ルフレーヴ氏が「多くの人に気軽にルフレーヴのスタイルを楽しんでほしい」と目をつけたのがマコンの地でした。ビオディナミで栽培されたシャルドネから造られたこのワインは、マコン特有のトロピカルな要素を抑え、ピンと背筋の伸びた印象を与えます。発酵には3分の2が古樽と3分の1がイノックスタンクを使用し、熟成期間は発酵槽で10か月とステンレスタンクで6か月になります。出来上がったワインは、上級キュヴェに劣ることのないミネラル感と果実味のバランスが絶妙で、上品な仕上がりを持つワインとなっています。価格も手頃で、ルフレーヴのスタイルを気軽に楽しめる一本です。
7,260 円~
生産地
タイプ
品種
シャルドネ:100%
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アロマチャート
アロマの詳細

柑橘系果実

寒冷地の果実

温暖地の果実

トロピカルフルーツ

加工・ドライフルーツ

花

植物・野菜

フレッシュハーブ

発酵・乳製品

ミネラル

蜜

ナッツ

焦げ臭

スパイス
味わい
ボディ
果実味
甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2017年
評価日:2021年12月21日
初16年ヴィンテージ。18年よりはマイルドだが、14年よりはしっかりと樽を感じ、年々樽がキツくなっていってるんだなと感じる。どのヴィンテージもミネラル豊富だったが、個体差かもしれないが、このヴィンテージは飛び抜けてミネラリー。香りや余韻に感じられるだけでなく、味わいもアタックこそ果実味が強いが、すぐにミネラルが支配的になり、結果的に果実味の印象が弱い。香りは、ミネラルの力もあり、他のヴィンテージよりも複雑味がある。

¥.$.
ヴィンテージ:2016年
評価日:2020年11月30日