マトロ ムルソー

ムルソー

Meursault

ドメーヌ・マトロは、1835年に創業されたブルゴーニュの家族経営ワイナリーで、ムルソーを中心に白と赤ワインを手がけています。歴史はシモン・ボワイヨ氏に始まり、現在はアデル氏とエルザ氏が姉妹で指揮を執り、ディジョン大学で学んだ彼女たちの手によって新しいスタイルが確立されています。有機栽培や樽の衛生管理にこだわり、発酵や熟成期間を見直すなどの工夫がなされています。その結果、ムルソーは程よい凝縮感と複雑味が増しています。マトロのフラグシップであり名刺代わりの1本がこのムルソーです。12区画のブドウをブレンドし、8〜10週間の長期発酵と、1〜5年使用樽で15ヶ月、さらにステンレスタンクで3〜6ヶ月の熟成を経て瓶詰めされます。姉妹は「ムルソーは瓶詰後2〜3年が美味しい」と語り、ピュアな果実味を重視したスタイルが特徴です。

14,146  円~

タイプ

品種

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3件の評価を集計

アロマチャート

アロマの詳細

柑橘系果実

柑橘系果実

1 グレープフルーツの皮
寒冷地の果実

寒冷地の果実

1 洋梨
1 グーズベリー
1 熟した洋梨
温暖地の果実

温暖地の果実

1 白桃
加工・ドライフルーツ

加工・ドライフルーツ

1 すりおろしたリンゴ
1 白桃のコンポート
花

1 スイカズラ
発酵・乳製品

発酵・乳製品

1 クレームブリュレ
1 サワークリーム
1 ヨーグルト
ミネラル

ミネラル

2 石灰
蜜

1 蜜蝋
1 蜂蜜
酒類

酒類

1 洋梨のリキュール

味わい

ボディ

ライト
フル

果実味

弱い
強い

甘味

ドライ
甘い

酸味

弱い
強い

渋味

弱い
強い

余韻の
長さ

短い
長い

余韻のテイスト

2 石灰
2 カラメル
1 クレームブリュレ
1 カスタードクリーム
1 グレープフルーツの皮

ユーザーコメント

程良く熟成感があり、ブドウのポテンシャルも高い満足度の高いヴィラージュ。ワイナリーの言うとおり、ヴィラージュは早めに開けるのが良さそう。香りは、トップノートにサワークリームの爽やかな熟成香に迎えられ、リキュール感のある洋梨や白桃、グーズベリーなど瑞々しい果実香も強く、他にもスイカズラや蜂蜜のニュアンスも感じられる。口に含むと、熟して凝縮感のある非常に強い果実味が先行しつつ、酸味や甘味も強めでバランスが良い。ミネラル豊富でボディも厚く、飲みごたえも相当にある。余韻にかけてはほのかなロースト感のカラメルやカスタードクリームといった熟成由来の風味と石灰のような硬質なミネラルが長めに感じられる。突出した個性はないものの、ワインとしては良くまとまっていて、金額もリーズナブルでヴィラージュとしては非常にレベルが高い。

¥.$.

ヴィンテージ:2017年
評価日:2024年03月26日

色合いは濃い黄金色で、早くも熟成感が漂い、実際香りも味わいもピークアウトしているというか、そもそも熟成に耐えるポテンシャルがなかったように思える。ワイナリー自身も村名は瓶詰め後2,3年が美味しいと言っていて、他のヴィンテージではそれなりにポテンシャルを感じられたが、16年はイマイチの年のようだ。香りは、熟した洋梨、すりおろしたりんご、白桃のコンポート、クレームブリュレ、蜜蝋などの熟成香がしっかりとあるが、コクが感じられないというか、香りからして酸味がやや浮いているニュアンスがある。予想どおり、味わいも熟成感はあるもののコクはなく、酸味は強すぎることはないが、果実味や甘味の充実感がないため薄い味わいに感じられてしまう。余韻だけは非常に長く、石灰の硬質なミネラル感が印象に残る。ピークアウトのためか、ムルソーぽさもあまり感じられず、17年なんかも早めに開けてみたほうが良さそうに感じられる。

¥.$.

ヴィンテージ:2016年
評価日:2024年02月19日

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