コレクション・アヤラ N°14 ロゼ 2014
Collection Ayala N°14 Rosé 2014
アヤラは、1860年にエドモンド・デ・アヤラによって設立された、グラン・クリュ畑が広がるアイ村に位置する歴史あるシャンパーニュ・メゾンです。160年以上の歴史を誇り、シャンパーニュ地方でも最も古いメゾンの一つに数えられます。創業当初から甘口が主流だった時代に、辛口シャンパーニュを先駆的にリリースするなど、革新的な姿勢で知られています。1882年にはグランド・マルク組合の設立メンバーとなり、1908年には英国ロイヤルワラントの称号も獲得しました。2005年にはボランジェファミリーの一員となり、醸造所も最新鋭の設備に刷新されました。コレクション・アヤラ N°14 ロゼは、優れた年にのみ造られる限定キュヴェ「コレクション・アヤラ」の3作目にあたります。アイ、シュイイ、クラマン、ル・メニル・シュール・オジェ、ヴェルジーの5つのグラン・クリュのブドウを等比率で使用し、生産量はわずか7000本という希少なロゼ・シャンパーニュです。シャルドネ60%、ピノ・ノワール40%のアッサンブラージュで、ピノ・ノワールの5%はアイ産ブドウを使用し、赤ワインとして醸造されています。この赤ワインは2～3週間かけて醸造することで、色調が濃く複雑な味わいのリザーヴワインとなり、少量ながらもシャンパーニュ全体の複雑さを深める重要な役割を果たしています。白ワインとして醸造されたシャルドネとピノ・ノワールは、一番絞り果汁のみを使用しています。アッサンブラージュ後、澱と共に6年間の瓶内熟成を経てリリースされます。ドサージュは5.3g/Lです。フレッシュで爽やかな中に、チェリー、南国の花、マンゴー、ライチなどのアロマが広がります。フレッシュなライムを思わせる酸味と豊かなアタック、白亜質土壌由来のミネラル感、カカオやブラッドオレンジのニュアンスが絶妙に調和しています。フィニッシュにはほのかな甘さとグレープフルーツの苦みが全体を引き締め、長く広がりのある余韻が続きます。
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