色合いは黄金がかっていて、香りや味わいにもほんのりと熟成感が出てきた頃合い。年としてはあまり良くないはずだが、08年と言われて出されたら疑わないほどのポテンシャルを感じる。香りは、トップノートにわずかにカスタードクリームのような甘やかな熟成香を感じ、蜂蜜の香りもしっかりとあって熟成感は強くはないが、フレッシュなシャンパーニュとは一線を画すものがある。樽香も馴染んでいて、ブリオッシュのニュアンスはあるが、ロースト感は控えめ。白桃やアプリコット、スイカズラの香りもまだ生き生きとしていてフレッシュな印象も残っている。口に含むと、カスタードクリームのようなほのかな甘味を伴った充実した果実味と蜂蜜のボリューム感があり、キレの良い酸味とのバランスが非常に良い。香りの印象以上にロースト感はしっかりとあるが、これも味わいとのバランスが良くてやりすぎ感はなく、飲みごたえをプラスしてくれている。また、ミネラルも豊富でアタックから余韻まで通して感じることができ、ボディも感じられる。余韻にもわずかに白桃のニュアンスを残しつつ、ミネラルとブリオッシュの風味が非常に長く続く。もう10年でも優に熟成できそうな素晴らしいポテンシャル。

コレクション・アヤラ No.7 ブリュット 2007
Collection Ayala N° 7 Brut 2007
シャンパーニュ・アヤラは、1860年にエドモンド・デ・アヤラ氏が創業したシャンパーニュ・メゾンで、家族経営の伝統を受け継ぎ、独立したメゾンとして160年以上の歴史を持つ最も古いシャンパーニュ・メゾンの一つです。「コレクション・アヤラ」はユニークなコンセプトを数量限定でリリースするシリーズで、「No.7」はメゾンの創立160周年を記念した限定キュヴェです。幸運の象徴である「7」にインスパイアされ、コート・デ・ブランとモンターニュ・ド・ランスの7つのグラン・クリュから2007年ヴィンテージに収穫されたブドウのみを使用して造られます。2007年ヴィンテージは、例年以上に温暖な春と9月以降も順調な天候に恵まれ、シャルドネが際立った出来栄えとなりました。132ヶ月の瓶内熟成とわずかなドサージの特徴的な仕上げが、複雑なアロマとシルキーなテクスチャーを生み出します。
15,596 円~
生産者
生産地
タイプ
あなたの評価
テイスティングノート
1件の評価を集計
アロマチャート
アロマの詳細

温暖地の果実

花

発酵・乳製品

蜜
味わい
ボディ
果実味
甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2007年
評価日:2022年08月27日