10年熟成で古酒というには若いが、外観は琥珀色になっていてかなり熟成が進んでいる。コルクが緩かったので、この個体は一層熟成が早かったと思われる。香りは若干シェリー酒のニュアンスが出ていて、過熟気味だが、まだピークアウトはしていない。トップノートは非常に甘いニュアンスで、クレームブリュレとメープルシロップたっぷりといった印象。他にも洋梨のコンポートや焼きリンゴ、シナモン、アーモンドがあり、洋梨とリンゴのパイにシナモンをかけたようなお菓子感満載のアロマ。味わいも、半甘口ワインかと思うほど甘味が強く、「辛口買ったんだよな」と見返すほど。若いヴィンテージを飲んでないのでわからないが、元々甘味の強いワインなのか、熟成によるものなのか……。二日目は慣れたせいか少し甘味が和らいだ気がする。

シャトーヌフ・デュ・パプ ブラン
Châteauneuf-du-Pape Blanc
シャトー・ド・ボーカステルは、南フランス・ローヌ地方のシャトーヌフ・デュ・パプというアペラシオンにおいて、100ヘクタールもの広大な自社畑を所有する家族経営のワイナリーです。その歴史は古く、16世紀にはその存在が確認されており、17世紀にはフランス国王ルイ14世から土地を譲り受けたという由緒正しい来歴を持ちます。1909年にペラン家が購入して以来、100年以上に渡り家族経営を貫いており、現当主は5代目となります。シャトーヌフ・デュ・パプの北部、比較的冷涼な地域に位置するこのワイナリーは、ビオディナミ農法を実践するなど、テロワールへの敬意を忘れないワイン造りで知られています。「シャトーヌフ・デュ・パプ ブラン」は、ワイナリーが所有する7ヘクタールの畑から収穫された白ブドウを使用しています。その中でも重要な役割を果たすのが、全体の80%を占めるルーサンヌです。栽培が難しい品種として知られるルーサンヌですが、樹齢10〜40年の古樹から収穫されたブドウは、凝縮感と複雑味のある味わいをワインにもたらします。30%を木樽、70%をタンクで熟成させることで、リッチさとフレッシュさのバランスがとれたスタイルに仕上がります。
33,000 円~
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ヴィンテージ:2011年
評価日:2021年02月28日