ブラン・ド・ブラン N.V.
Blanc de Blancs N.V.
アンリ・ジローは、シャンパーニュ地方のグラン・クリュ、アイ村に本拠地を置く由緒あるシャンパーニュ・メゾンです。17世紀前半、初代フランソワ・エマールがアイ村に拠点を置き、1911年にグラン・クリュに認定されたこの地の白亜質土壌でブドウ栽培を始めました。20世紀初頭にジロー家とエマール家が婚姻関係を結んだことで、現在のドメーヌ・アンリ・ジローの礎が築かれました。レオン・ジローはフィロキセラ禍からの復興に尽力し、先代のアンリ・ジローは品質向上に生涯を捧げました。アンリは特に樽発酵と樽熟成によるシャンパーニュの複雑性とフィネスの追求に情熱を注ぎ、アルゴンヌ産オークの繊細さ、しなやかさ、そして微妙なアロマに着目しました。1950年代からアルゴンヌの森に土地を購入し、植樹にも投資を続けています。現当主クロード・ジローは12代目となり、樹齢350年を超えるアルゴンヌ産オークにこだわり、父の哲学を継承しています。アンリ・ジローのブラン・ド・ブランは、アイ村産のシャルドネ100%で造られる辛口のシャンパーニュです。スタンダードラインでありながら高貴さを備え、メゾンのシャルドネへのこだわりを体現しています。シャルドネらしい豊かな果実味は厚みのある酸とミネラルによって支えられ、芳醇でエレガントなスタイルを形成。グレープフルーツや洋梨などのフルーティーなアロマに加え、ナッツやブリオッシュのニュアンスも感じられます。フレッシュな酸味と厚みのあるミネラル、そしてキレの良い後味が特徴です。
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シャルドネ：100%
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