ガストロノームの同じく14年を先に飲んで素晴らしかったので、期待値が高すぎたのかもしれないが、こちらは樽の効きに対して果実味が負けている印象。ブドウのポテンシャルと樽の効かせ方がマッチしていないミレジムなのかもしれない。香りは、ヨーグルトのような発酵感のある熟成香がわずかにあり、果肉が目に浮かぶような熟したレモンの力強い香りと白桃のニュアンス、ブリオッシュ、蜂蜜と、複雑味もあって期待させてくれる。口に含むと、少し粘性を帯びたしっかりと厚みを感じるアタックがあり、樽由来で甘味もあるが、果実味が伸びてこなず、大げさに言うと木を舐めている感覚を覚える。余韻にかけては、硬度の高いミネラルと、アロマ以上にトースト感の強いブリオッシュの風味があり、長くしっかりと続く。香りと余韻は申し分ないが、味わいだけやや浮いていて、タイミングなのかヴィンテージなのか、惜しいなという印象。チャンスがあれば08年や12年を試してみたい。

フルーロン ブリュット プルミエ・クリュ ブラン・ド・ブラン
Fleuron Brut 1er Cru Blanc de Blancs
ピエール・ジモネは、1730年から続く長い歴史を持つ家族経営のレコルタン・マニピュラン(RM)です。シャンパーニュの中心地であるランス近郊のキュイ村を拠点とし、26ヘクタールの自社畑を所有しています。そのうち14ヘクタールはプルミエ・クリュのキュイに、12ヘクタールはグラン・クリュのクラマンに位置しています。「フルーロン ブリュット プルミエ・クリュ ブラン・ド・ブラン」は、ピエール・ジモネの哲学を体現するフラッグシップであり、1930年代から造られてきたヴィンテージ・シャンパーニュで、偉大な年にのみ生産されます。シャルドネ100%で造られ、グラン・クリュのクラマン、シュイィ、オジェのブドウが大半を占め、残りをプルミエ・クリュのキュイのブドウで構成しています。ピエール・ジモネは、偉大なワインとはストラクチャー、果実味、エレガンス、ミネラルのバランスがとれたワインであり、そこに到達するためにはアッサンブラージュが重要であると考えています。そのため、あえてはっきりとした酸を持つキュイ村のブドウを加えることで、純粋さ、エレガンス、フレッシュさを表現しています。
9,900 円~
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シャルドネ:100%
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柑橘系果実

温暖地の果実

発酵・乳製品

蜜
味わい
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果実味
甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2014年
評価日:2021年07月22日