
ラドワ
Ladoix
ヴァンサン・ルグーは、祖父、父に続き親子3代に渡りDRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)に勤務した経験を持つ造り手です。DRCではグラン・エシェゾーとエシェゾーの栽培を主に担当し、栽培から醸造、熟成、出荷まで幅広く携わっていました。2005年のグレートヴィンテージの栽培にも貢献した若手のエースとして活躍した後、2006年にDRCを退社。コンクール村にある実家のドメーヌに戻り、2008年から自社瓶詰めを開始しました。現在もDRCのオーナーや元上司から助言を受けるなど、深い関係性を維持しています。2009年からビオロジック栽培への転換を始め、2010年には完全ビオロジック栽培を実現しました。ヴァンサン・ルグーのラドワは、コート・ド・ボーヌの最北端、コート・ド・ニュイとの境界に位置するラドワ村のブドウから造られます。このアペラシオンは近年DRCも進出したことで注目を集めている、高いポテンシャルを秘めた産地です。ラドワは、レ・コンボットとレ・イザールの2区画、合計0.5haの樹齢50年以上の古樹から収穫されたブドウを使用しています。収穫は手摘みで行われ、健全で完熟したブドウのみを厳選。除梗後、破砕し、低温浸漬を行います。天然酵母を用いて4~6週間のアルコール発酵を行い、ブドウ本来の旨味と果皮の成分を丁寧に抽出します。その後、新樽比率30%のフレンチオーク樽で12~14ヶ月熟成させます。こうして造られるラドワは、凝縮感溢れる果実味と樽のニュアンスが調和した、滑らかなタンニンを持つワインです。ブラックベリーやカシスの華やかなアロマに加え、黒コショウやクローブのようなスパイシーさ、そして土っぽいニュアンスも感じられます。味わいは赤系果実の凝縮感と柔らかなタンニンが魅力的で、余韻には繊細な酸と心地良いミネラルが続きます。
8,140 円~
タイプ
品種
ピノ・ノワール:100%
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