バランスの良さが光るコク系シャンパーニュ。樽はしっかりと感じるがくどさがなく、飲みごたえはあるが何杯でも飲める。香りは、トップノートからバター強め、トースト感強めのブリオッシュの香りが全開で、ほのかに蜂蜜も感じられて第一印象は樽香強めの印象だが、セイヨウサンザシやスイカズラの白い花の香りもしっかりと爽やかさを足してくれて重々しくはない。口に含むと、アプリコットのようなしっかりとした果実味と酸味、ほのかな甘味、コクは中庸からやや強めに感じられ、トップノートの印象と比べると少し軽やかな印象を受ける。余韻もブリオッシュの風味が長く残る。

ブリュット・レゼルヴ N.V.
Brut Réserve N.V.
1818年創業、7世代にわたり家族経営を貫くシャンパーニュ・メゾン、ビルカール・サルモン。マレイユ・シュル・アイ村を拠点とし、「妥協なき品質追求」「独自の手造り製法」「少量逸品主義」をモットーに、高品質なシャンパーニュを造り続けています。モンターニュ・ド・ランスやコート・ド・ブランといった銘醸地から収穫されたブドウの鮮度を保つため、畑の近くにプレスハウスを設置するなど、細部にまでこだわりが光ります。醸造は伝統的なブルゴーニュの小樽で行われ、一部のピノ・ノワールは樽熟成されます。これは中規模メゾンとしては非常に珍しい取り組みです。また、低温管理による発酵など、最新技術も積極的に採用し、伝統と革新の融合を図っています。スタンダード・キュヴェであるブリュット・レゼルヴは、リザーヴワインを40%使用し、36ヶ月間熟成。シャンパーニュの最低熟成期間を大きく上回る、丁寧な造りが生み出すバランスの良さとふくよかな味わいが魅力です。
4,928 円~
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¥.$.
ヴィンテージ:N.V.
評価日:2022年01月22日